被災地で求められている看護師

被災地における看護師の役割


被災地で求められている看護師

地震などの大きな災害が発生すると、建物が倒壊したり道路が寸断されるなど、 その土地で暮らす人々に深刻な影響が出ます。 病院も同様で、建物に被害があったり、そこで働くスタッフが 死傷してしまうこともあります。

最近では2011年に発生した東日本大震災で、震源に近い場所では 大きな被害を受けてしまいました。 被害を受けた地域が広範囲にわたっていたため、 復旧にはとても時間がかかるのが現実です。

病院が早く復旧すれば地元の人達も安心できるのですが、 この震災は被害が甚大であったため、復旧も思うようにはかどっていません。 もともと病床数が多かった大規模病院でも、震災前の規模に 戻せたところは少ないようです。 病院によっては、病床数がゼロという所もあるのです。

大病院の他に地域には診療所がありますが、やはり復旧への道のりは 厳しいものがあります。 震災から1年が経過した段階でも、まだ復旧の目処が立っていない診療所が 多数ありました。

壊れてしまった建物を元に戻すにはたいへんな労力とお金がかかります。 病院というのは真っ先に復旧してくれなければ地域の人々の 健康や生命にも関わってくるのです。 また建物の問題だけでなく、そこで働くスタッフについても、 震災が大きく影響を与えています。 大震災の時に亡くなってしまった医師や看護師もいますし、 生き延びた人も、その土地を離れてしまった人もいます。

こうしてどんどんスタッフが減ってしまい、その数がなかなか 元に戻らないのです。 ただでさえ看護師不足が叫ばれている世の中ですから、 復旧がまだ十分に進んでいるとはいえない被災地で 人材確保が困難であることは想像できます。

医師や看護師が確保できずに病院再開の目処が立たないところもあり、 そうした地域では患者さんが他の土地へ流出しているところもあります。 持病を抱えた人や老人・乳幼児などは近くに病院がないと不便ですから、 医療体制が充実した地域へ移り住んでしまうのです。

復興が順調に進んでいくために、医師や看護師を十分に確保して 病院を経営していくことが今後の課題となります。 そのため、看護師の資格を持ちながら現在働いていない 潜在看護師が働いてくれると、被災地にとっても大きな力となります。

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